一部のファミリーレストランでは、グルテンフリーやアレルゲンフリーのメニューを提供しています。ここでは、公表されているメニューのアレルゲン情報に基づいて、ファミレスのグルテンフリーメニューをご紹介します(ドリンク、デザート等は除く)。
なおメニューの改定などによって、提供されていない場合もあります。実際に訪れる前に、各社のウェブサイトなどで、確認されることをお勧めします。
- 1 ココスのグルテンフリーメニュー、チキンステーキとまぐろたたき丼
- 2 ガストのグルテンフリーメニュー、ねぎとろ丼とアペタイザー
- 3 びっくりドンキーのグルテンフリーメニュー、乳・小麦・卵を使わないハンバーグ
- 4 ジョナサンのグルテンフリーメニュー、モーニングとサイドメニュー
- 5 サイゼリアのグルテンフリーメニューはアペタイザーのみ
- 6 ジョイフルのグルテンフリーメニューはアペタイザーのみ
- 7 デニーズのグルテンフリーメニューはサラダとサイドメニューのみ
- 8 ロイヤルホストのグルテンフリーメニューはサイドデッシュとおこさまメニューの一部だけ
- 9 バーミヤンのグルテンフリーメニューはキッズカレーのみ
- 10 ジョリーパスタのグルテンフリーメニューはサラダのみ
- 11 和食さとのグルテンフリーメニューは豚汁のみ
- 12 やよい軒にはグルテンフリー・小麦フリーのメニューはありません
ココスのグルテンフリーメニュー、チキンステーキとまぐろたたき丼
全国に580店あるファミリーレストラン ココス COCO’Sでは、カリブチキンステーキ、まぐろたたき丼と、数種類の低アレルゲンおこさまメニューがグルテンフリーです。美味しそうなお料理の写真はココスのウェブサイトからお借りしました。
カリブチキンステーキ 814円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性はあり)
アボガドソースとスパイシーなサルサソースがついた濃い焼き色のチキンに、ソテーされた野菜が付いてきます。少し辛めな、大人向けのメニューです。
ライスは別に注文してください。
なお、ほかのチキンステーキには小麦成分が含まれます。
まぐろたたき丼 みそ汁・小鉢付き 979円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★ 厳密にはグルテンフリーではないが、小麦由来成分は醤油のみ
まぐろたたき丼そのものはグルテンフリーですが、醤油には小麦が原料として使われています。醤油に含まれるたんぱく質は醸造過程で分解されて、製品には残っていないため、グルテンは含まれていないと考えられますが、アメリカのルールでは、グルテンフリーの表示はできません。
ただ、醤油は小麦アレルギーの方が摂っても大丈夫なことが多いので、多くの人にとっては問題ないでしょう。
ココスのみそ汁には小麦由来成分が含まれていますが、プラス88円で、小麦由来成分を含まないとん汁に変更できます。
また小鉢に小麦由来成分が含まれるかどうかの情報はありませんでした。
低アレルゲンおこさまメニュー
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性はあり)
低アレルゲンおこさまハンバーグプレート(682円(税込み、以下同じ))、カレー(572円)、ドリア(572円)、米粉パン(110円)にも、小麦成分は使われていません。
ガストのグルテンフリーメニュー、ねぎとろ丼とアペタイザー
全国に1326店とファミレス最大の店舗数のガスト。洋食、和食、デザートとバラエティにとかだメニューも魅力です。そんなガストにも、グルテンフリーのメニューはあります。ねぎとろ丼、おつまみ、こども向け低アレルゲンメニューがそれぞれ数種類です。美味しそうなお料理の写真はガストのホームページからお借りしました。
ねぎとろ丼 味噌汁・漬物付き 879円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★ 醤油を除くとグルテンフリー
ねぎとろ丼そのものには小麦成分は使われていませんが、一般的にお醤油をかけて食べるので、厳密にはグルテンフリーではありません。ただお醤油に含まれる小麦由来のたんぱく質は分解されて残っていないので、このメニューは小麦アレルギーの方でも多くの場合食べられます。
セットで付いてくる味噌汁はグルテンフリーです。ガストの味噌汁は、特定原材料7品目は使われていません。
ミニねぎとろ丼 399円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★ 醤油を除くとグルテンフリー
ミニしらす丼 399円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★ 醤油を除くとグルテンフリー
グルテンフリーのアペタイザー
コーンのオーブン焼き 219円(税込み、以下同じ)
ちょい盛りポテトフライ/大盛りポテトフライ 219円/384円
ほうれん草ベーコン 219円
ほうれん草とベーコンのチーズ焼き 329円
3種チーズのベーコンエッグ 384円
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性あり)
グルテンフリーのキッズ/お子様メニュー
低アレルゲン ラッキーねぎとろ丼セット(みかんドリンク、ガチャ付き) 879円(税込み、以下同じ)
低アレルゲン ねぎとろごはんプレート(みかんドリンク付き) 659円
低アレルゲン キッズカレープレート(みかんドリンク付き) 659円
低アレルゲン ラッキーカレーセット(みかんドリンク、ガチャ付き) 879円
カレー以外は大豆、小麦を原料としないグルテンフリーのえんどう豆しょうゆが提供されます。
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(特定原材料7品目不使用、コンタミの可能性はあり)
びっくりドンキーのグルテンフリーメニュー、乳・小麦・卵を使わないハンバーグ
お箸で食べるスタイルのハンバーグレストラン、びっくりドンキー。全国に325店あります。看板商品のハンバーグには小麦由来成分が含まれていますが、乳・小麦・卵を使わないハンバーグもあります。またおこさまカレーもグルテンフリーです。
ただ注意してほしいのは、びっくりドンキーのフライドポテトは小麦粉が使われています。また単品メニューのサラダの一部にも小麦由来成分が使われています。
乳・小麦・卵を使わないハンバーグ 680~760円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★★★ グルテンフリー (別調理なのでコンタミの可能性は低い)
びっくりドンキーのハンバーグは、いずれも乳・小麦・卵が使われていますが、このメニューだけは使われていません。また、グリルで焼いて提供されるのではなく、湯せんされて提供されます。
ハンバーグ 130 g に、ライスとサラダがついて760円(税込み、東京都内店舗の場合)です。なお店舗によって値段が異なります。
おこさまカレー 365円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★★★ グルテンフリー (別調理なのでコンタミの可能性は低い)
乳・小麦・卵が使用されていないカレーです。小学生以下の人のみが注文できるメニューです。価格は、東京都内店舗のもので、店舗によって値段が異なります。
ジョナサンのグルテンフリーメニュー、モーニングとサイドメニュー
首都圏を中心に210店を展開するジョナサン。モーニングのメニューも充実しています。ジョナサンには、ファミレスには珍しいグルテンフリーの朝食メニューがあるほか、サイドメニューとおこさまメニューの一部が、グルテンフリーとなっています。お料理の写真は、ジョナサンのホームページからお借りしました。朝食以外でグルテンフリーの食事を摂るのには、向いていません。
アサイーボウルモーニング 549円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★★★ グルテンフリー (スープは除く)
ブラジル原産の果実であるアサイ―のスムージーの上に、シリアル、ヨーグルト、フルーツをのせたもので、ブラジルやアメリカではデザートとしても食べられるものです。ドリンクバーとスープバーが付いていますが、スープはグルテンフリーではありません。
グルテンフリーのアペタイザー(サイドメニュー)
グリルソーセージ 299円(税込み、以下同じ)
ほうれん草とベーコンのソテー 299円
モッツァレラのカプレーゼ 299円
フライドポテト 329円
アイダホポテトたらこ 329円
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性あり)
グルテンフリーのおこさまメニュー
【低アレルゲン】おこさまカレー(ゼリー付き) 549円(税込み)
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性あり)
特定原材料7品目を含まないメニューです。
サイゼリアのグルテンフリーメニューはアペタイザーのみ
本格的なイタリア料理をリーゾナブルなお値段で食べられるサイゼリアは、全国に1,080店あります。イタリアンといえば、パスタとピザなので、グルテンフリーのメインメニューはありません。ただグルテンフリーのアペタイザー(前菜)はいくつかあるので、こちらも安く提供されているイタリアワインと一緒に楽しむことはできます。
アペタイザー以外でグルテンフリーのメニューは、ライスと一部のデザートだけです。
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性あり)
グルテンフリーのアペタイザー(前菜)
プロシュート(豚のもも肉のハム) 400円(税込み、以下同じ)
アロスティチーニ(ラムの串焼き) 400円
熟成ミラノサラミ 300円
バッファローモッツァレラ(チーズ) 300円
ブロッコリーのくたくた 250円
ジョイフルのグルテンフリーメニューはアペタイザーのみ
ジョイフルは全国に約630店を展開する、ファミレス業界第3位のレストランチェーンですが、グルテンフリーのメニューはほとんどありません。他のチェーンであるような低アレルゲンのキッズメニューもなく、ごはん、デザート、飲み物を除くと、グルテンフリーなのはアペタイザー(おつまみ)2種類だけです。ドリンク類が特に安いというわけではないので、グルテンを避けたい人にとっては、利用価値は低いです。
グルテンフリーのアペタイザー(おつまみ)
ほうれん草バター 218円(税込み、以下同じ)
ポテトフライ 218円/328円(大盛り)
デニーズのグルテンフリーメニューはサラダとサイドメニューのみ
洋食を中心にさまざまなメニューを提供するデニーズは、福島県から大阪府に至る地域に約320店出店しています。メインメニューにはグルテンフリーのものはなく、サラダ、フライドポテトなどのサイドメニューと、おこさま向けの低アレルゲンメニュー、さらには朝食メニューの一部がグルテンフリーとなっています。
なお、サラダはボリュームのあるメニューもあるので、サラダをメインディッシュとすることもできます。
なおデニーズのホームページに掲載されているアレルゲン情報はわかりにくく、メニューと整合性がとれていないところもあります。大変残念ですが、食物アレルギーに対する理解が足らないように感じられました。
グルテンフリーのサラダ
イタリアンサラダ 330円(税込み、以下同じ)
生ハムサラダ 330円
ローストビーフとアボカドのパワーサラダ 990円
モルタデッラとアボカドのパワーサラダ 990円
具だくさん生ハムサラダ 530円
季節のガーデンサラダ (グレープフルーツルビー) 740円
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性あり)
グルテンフリーのサイドメニュー
フライドポテト 290円(税込み、以下同じ)
ソーセージとフライドポテト 330円
ベーコンとほうれん草 330円
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性あり)
グルテンフリーのおこさまメニュー
低アレルゲンプレート(りんごジュースつき) 540円(税込み、以下同じ)
低アレルゲンバーガープレート(りんごジュースつき) 540円
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(特定原材料7品目不使用、コンタミの可能性はあり)
ロイヤルホストのグルテンフリーメニューはサイドデッシュとおこさまメニューの一部だけ
ステーキやグリルを中心とした洋食メニューを提供するロイヤルホストは、全国に約220店あります。メインメニューにはグルテンフリーのものはなく、サイドデッシュ、デザート、おこさまメニューの一部と、ごはん、お味噌汁が小麦不使用です。
お店によっては、小麦粉や小麦成分を含む原材料を使わずに提供している、ステーキ、魚介類のグリル、サラダ、カレーのすべてのメニューに、小麦成分が含まれています。量は少ないかもしれませんが、どのような使い方をしているのかわからないので、小麦成分やグルテンに弱い体質の方は、避けたほうがよいでしょう。
グルテンフリーのサイドデッシュ
粗挽きソーセージのグリル 528円(税込み、以下同じ)
ほうれん草・ブロッコリー・卵のオーブン焼き 748円
イタリア産生ハム 528円
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(小麦成分のコンタミの可能性あり)
グルテンフリーのおこさまメニュー
低アレルゲン おこさまハンバーグプレート(米粉パン又はごはん) 858円(税込み、以下同じ)
低アレルゲン おこさまカレーライス 528円
グルテンフリー度 ★★★★ グルテンフリー(特定原材料7品目不使用、コンタミの可能性はあり)
バーミヤンのグルテンフリーメニューはキッズカレーのみ
中華料理を提供するファミリーレストランであるバーミヤン。グルテンフリーのメニューは、子ども向けの低アレルゲンキッズカレー(549円(税込み))だけです。これは特定原材料7品目を使用していません。
なお、単品ではネギザーサイと山盛りフライドポテトも小麦成分を含んでいませんが、グルテンフリーの料理を求めるのなら、バーミヤンは選ばないほうがよいと思います。
ジョリーパスタのグルテンフリーメニューはサラダのみ
パスタとピザをメインとするレストランで、全国に約300店あります。グルテンフリーのメニューはサラダだけで、おこさまメニューにもグルテンフリーのものや、特定原材料7品目不使用のものはありません。ジョリーパスタのサラダは、サラダのみを食べることを想定していないようなので、グルテンフリーの料理を求めるのであれば、ジョリーバスタは選択肢にはなりません。
和食さとのグルテンフリーメニューは豚汁のみ
和食を提供するファミリーレストランで、全国に約200店あります。小麦を使用していないメニューは豚汁だけです。これはほとんどのメニューでお醤油が使われており、お醤油の原料に小麦が含まれているためです。
お料理に小麦粉が使われていても、お醤油が使われていても、特定原材料の小麦は含む、という表記になりますが、小麦粉が使われているのと、醤油しか使われていないのとでは、食べる側にとって大きな違いです。
最近、フジッコなど一部の食品メーカーが、特定原材料の表示の際、しょうゆ由来の小麦成分を分けて表示するようになりましたが、和食さとの場合、小麦由来成分が醤油だけというメニューは、かなりありそうです。表示方法を変えることで、食べられる人が増えるのに、残念です。
やよい軒にはグルテンフリー・小麦フリーのメニューはありません
ファミリーレストランというより、定食屋さんですが、全国に約370店舗あります。和食中心のメニューためか、小麦を使用していないメニューはありません。ただ、メニューによっては、小麦由来成分が醤油だけのものもかなりあるので、重い小麦アレルギーやセリアック病でない方は、食べられるメニューもあると思います。
個別のメニューに何が使われているかは、現物を確認する必要があるので、現時点ではどのメニューが該当するのか、お知らせできません。