いろんなメニューがリーゾナブルに食べられるファミリーレストラン。一部のファミリーレストランでは、グルテンフリーやアレルゲンフリーのフードメニューを提供しています。ここでは、公表されているアレルゲン情報に基づいて、主なファミレスのグルテンフリーのフードメニューをご紹介します。
なおメニューと価格は、調査をした時点のもので、変更されている場合もあります。また価格は税込表示です。
ガストのグルテンフリーメニュー
全国に 1286 店とファミレス最大の店舗数のガスト。洋食、和食、デザートとバラエティに富んだメニューも魅力です。ガストでは、サーロインステーキ、カレー、ねぎとろ丼などが特定原材料 7 品目不使用で、グルテンフリーです。価格は店舗によって異なります。美味しそうなお料理の写真はガストのホームページからお借りしました。[2023 年 4 月 13 日現在]
サーロインステーキ+ガーリックソース+ライス 1,700~1,800 円
サーロインステーキ、ガーリックソース、ライスとも、特定原材料 7 品目を使っていません。そのため、が゛ーリックソースを選んだ場合は、グルテンフリーになります。
醤油ソースとおろしポン酢には、お醤油が使われていますが、お醤油の原料に使われる小麦のたんぱく質は、醸造の過程で分解されているため、小麦アレルギーの方でもほとんどの場合、問題なく食べることができます。
2種豆の欧風黒カレー(低アレルゲン) 900~950 円
特定原材料 7 品目を使用していないカレーです。
ねぎとろ丼 味噌汁・漬物付き 950 円
ねぎとろ丼そのものには小麦成分は使われていませんが、一般的にお醤油をかけて食べるので、グルテンフリーではありません。ただお醤油に含まれる小麦由来のたんぱく質は分解されて残っていないので、このメニューは小麦アレルギーの方でも多くの場合食べられます。
セットで付いてくるお味噌汁は、特定原材料 7 品目不使用で、グルテンフリーです。
ミニねぎとろ丼 400 円
ミニねぎとろ丼そのものには小麦成分は使われていませんが、一般的にお醤油をかけて食べるので、グルテンフリーではありません。ただお醤油に含まれる小麦由来のたんぱく質は分解されて残っていないので、このメニューは小麦アレルギーの方でも多くの場合食べられます。
ミニしらす丼 400 円
ミニしらす丼そのものには小麦成分は使われていませんが、一般的にお醤油をかけて食べるので、グルテンフリーではありません。ただお醤油に含まれる小麦由来のたんぱく質は分解されて残っていないので、このメニューは小麦アレルギーの方でも多くの場合食べられます。
グルテンフリーのアペタイザー
- コーンのオーブン焼き 250 円
- 山盛りポテトフライ 450 円
- ほうれん草ベーコン 250 円
- ほうれん草とベーコンのチーズ焼き 350 円
グルテンフリーのキッズ/お子様メニュー
- 低アレルゲン ねぎとろごはんプレート(みかんドリンク付き) 650~700 円
大豆、小麦を原料として使っていない、グルテンフリーのえんどう豆しょうゆが提供されます。 - 低アレルゲン カレー(みかんドリンク付き) 650~750 円
ココスのグルテンフリーメニュー
全国に 569 店あるファミリーレストラン ココス COCO’S では、カリブチキンステーキ、リブアイステーキ、まぐろたたき丼と、数種類の低アレルゲンおこさまメニューがグルテンフリーです。美味しそうなお料理の写真はココスのウェブサイトからお借りしました。[2023 年 4 月 15 日現在]
カリブチキンステーキ 869 円
アボガドソースとスパイシーなサルサソースがついた濃い焼き色のチキンに、ソテーされた野菜が付いてきます。少し辛めな、大人向けのメニューです。ライスは別注文です。
小麦を含む原材料は使われておらず、グルテンフリーです。なお、これ以外のチキンステーキには小麦成分が含まれます。
リブアイステーキ 1,749 円
リブロースの中心にある最高級希少部位のステーキに、ポテトが添えられています。ソースは別添えで提供され、ガーリックステーキソース、ドミグラスソース、ポン酢から選べます。ライスは別注文です。
ガーリックステーキソースは、小麦不使用・グルテンフリーです。ポン酢のお醤油の原料の小麦に含まれるたんぱく質は、醸造の過程で分解されて、残っていないため、小麦アレルギーの方でもほとんどの場合、食べることができます。ドミグラスソースには小麦が含まれています。
これ以外のステーキには、小麦成分が含まれます。
低アレルゲンおこさまメニュー
- 低アレルゲンおこさまハンバーグプレート 704 円
- カレー 594 円
- ドリア 594 円
- 米粉パン 110 円
びっくりドンキーのグルテンフリーメニュー
お箸で食べるスタイルのハンバーグレストラン、びっくりドンキー。全国に 325 店あります。看板商品のハンバーグには小麦由来成分が含まれていますが、乳・小麦・卵を使わないハンバーグもあります。またおこさまカレーもグルテンフリーです。
ただ注意してほしいのは、びっくりドンキーのフライドポテトは小麦粉が使われています。また単品メニューのサラダの一部にも小麦由来成分が使われています。[2023 年 4 月 15 日現在]
乳・小麦・卵を使わないハンバーグ 620~795 円
びっくりドンキーの通常のハンバーグは、乳・小麦・卵が使われていますが、このメニューだけは使われていません。また、グリルで焼いて提供されるのではなく、湯せんされて提供されるため、コンタミの可能性も低くなっています。
ハンバーグ 130 g に、ライスとサラダがついて 795 円(税込み、東京都内店舗の場合)です。なお店舗によって値段が異なります。
おこさまカレー 395 円
乳・小麦・卵が使用されていないカレーです。小学生以下の人のみが注文できるメニューです。価格は、東京都内店舗のもので、店舗によって値段が異なります。
ジョナサンのグルテンフリーメニュー
首都圏を中心に 196 店を展開するジョナサン。モーニングにアサイーボウルがありましたが、終売となったため、グルテンフリーメニューはアペタイザーとおこさまメニューのみとなりました。
アサイーボウルモーニング 終売
ブラジル原産の果実であるアサイ―のスムージーの上に、シリアル、ヨーグルト、フルーツをのせたもので、ブラジルやアメリカではデザートとしても食べられるものです。ドリンクバーとスープバーが付いていますが、スープはグルテンフリーではありません。
グルテンフリーのアペタイザー(サイドメニュー)
- ほうれん草とベーコンのソテー 329 円
- フライドポテト 439円
- アイダホポテト明太子 329円
- とうもろこしのから揚げ 329円
グルテンフリーのおこさまメニュー
【低アレルゲン】おこさまカレー(ゼリー付き) 549円(税込み)
特定原材料 7 品目を含まないメニューです。
サイゼリアのグルテンフリーメニュー
本格的なイタリア料理をリーゾナブルなお値段で食べられるサイゼリアは、全国に 1,080 店あります。イタリアンといえば、パスタとピザなので、グルテンフリーのメインメニューはありません。ただグルテンフリーのアペタイザー(前菜)はいくつかあるので、こちらも安く提供されているイタリアワインと一緒に楽しむことはできます。
アペタイザー以外でグルテンフリーのメニューは、ライスと一部のデザートだけです。
グルテンフリーのアペタイザー(前菜)
- プロシュート(豚のもも肉のハム) 400 円
- アロスティチーニ(ラムの串焼き) 400 円
- 熟成ミラノサラミ 300 円
- バッファローモッツァレラ(チーズ) 300 円
- ブロッコリーのくたくた 250 円
ジョイフルのグルテンフリーメニュー
ジョイフルは全国に約 630 店を展開する、ファミレス業界第 3 位のレストランチェーンですが、グルテンフリーのメニューはほとんどありません。他のチェーンであるような低アレルゲンのキッズメニューもなく、ごはん、デザート、飲み物を除くと、グルテンフリーなのはアペタイザー(おつまみ)2 種類だけです。ドリンク類が特に安いというわけではないので、グルテンを避けたい人にとっては、利用価値は低いです。
グルテンフリーのアペタイザー(おつまみ)
- ほうれん草バター 218 円
- ポテトフライ 218 円 / 328 円(大盛り)
デニーズのグルテンフリーメニュー
洋食を中心にさまざまなメニューを提供するデニーズは、福島県から大阪府に至る地域に約 320 店出店しています。メインメニューにはグルテンフリーのものはなく、サラダ、フライドポテトなどのサイドメニューと、おこさま向けの低アレルゲンメニュー、さらには朝食メニューの一部がグルテンフリーとなっています。
なお、サラダはボリュームのあるメニューもあるので、サラダをメインディッシュとすることもできます。
なおデニーズのホームページに掲載されているアレルゲン情報はわかりにくく、メニューと整合性がとれていないところもあります。大変残念ですが、食物アレルギーに対する理解が足らないように感じられました。
グルテンフリーのサラダ
- イタリアンサラダ 330 円
- 生ハムサラダ 330 円
- ローストビーフとアボカドのパワーサラダ 990 円
- モルタデッラとアボカドのパワーサラダ 990 円
- 具だくさん生ハムサラダ 530 円
- 季節のガーデンサラダ (グレープフルーツルビー) 740 円
グルテンフリーのサイドメニュー
- フライドポテト 290 円
- ソーセージとフライドポテト 330 円
- ベーコンとほうれん草 330 円
グルテンフリーのおこさまメニュー
- 低アレルゲンプレート(りんごジュースつき) 540 円
- 低アレルゲンバーガープレート(りんごジュースつき) 540 円
ロイヤルホストのグルテンフリーメニュー
ステーキやグリルを中心とした洋食メニューを提供するロイヤルホストは、全国に約 220 店あります。メインメニューにはグルテンフリーのものはなく、サイドデッシュ、デザート、おこさまメニューの一部と、ごはん、お味噌汁が小麦不使用です。
お店によっては、小麦粉や小麦成分を含む原材料を使わずに提供している、ステーキ、魚介類のグリル、サラダ、カレーのすべてのメニューに、小麦成分が含まれています。量は少ないかもしれませんが、どのような使い方をしているのかわからないので、小麦成分やグルテンに弱い体質の方は、避けたほうがよいでしょう。
グルテンフリーのサイドデッシュ
- 粗挽きソーセージのグリル 528 円
- ほうれん草・ブロッコリー・卵のオーブン焼き 748 円
- イタリア産生ハム 528 円
グルテンフリーのおこさまメニュー
- 低アレルゲン おこさまハンバーグプレート(米粉パン又はごはん) 858 円
- 低アレルゲン おこさまカレーライス 528 円
バーミヤンのグルテンフリーメニュー
中華料理を提供するファミリーレストランであるバーミヤン。グルテンフリーのメニューは、子ども向けの低アレルゲンキッズカレー(549円)だけです。これは特定原材料7品目を使用していません。
なお、単品ではネギザーサイと山盛りフライドポテトも小麦成分を含んでいませんが、グルテンフリーの料理を求めるのなら、バーミヤンは選ばないほうがよいと思います。
ジョリーパスタのグルテンフリーメニュー
パスタとピザをメインとするレストランで、全国に約 300 店あります。グルテンフリーのメニューはサラダだけで、おこさまメニューにもグルテンフリーのものや、特定原材料7品目不使用のものはありません。
ジョリーパスタのサラダは、サラダのみを食べることを想定していないようなので、グルテンフリーの料理を求めるのであれば、ジョリーバスタは選択肢にはなりません。
和食さとのグルテンフリーメニューは豚汁のみ
和食を提供するファミリーレストランで、全国に約 200 店あります。小麦を使用していないメニューは豚汁だけです。これはほとんどのメニューでお醤油が使われており、お醤油の原料に小麦が含まれているためです。
お料理に小麦粉が使われていても、お醤油が使われていても、特定原材料の小麦は含む、という表記になりますが、小麦粉が使われているのと、醤油しか使われていないのとでは、食べる側にとって大きな違いです。
最近、フジッコなど一部の食品メーカーが、特定原材料の表示の際、しょうゆ由来の小麦成分を分けて表示するようになりましたが、和食さとの場合、小麦由来成分が醤油だけというメニューは、かなりありそうです。表示方法を変えることで、食べられる人が増えるのに、残念です。
やよい軒にはグルテンフリー・小麦フリーのメニューはありません
ファミリーレストランというより、定食屋さんですが、全国に約 370 店舗あります。和食中心のメニューためか、小麦を使用していないメニューはありません。ただ、メニューによっては、小麦由来成分が醤油だけのものもかなりあるので、重い小麦アレルギーやセリアック病でない方は、食べられるメニューもあると思います。
個別のメニューに何が使われているかは、現物を確認する必要があるので、現時点ではどのメニューが該当するのか、お知らせできません。