グルテンが合わない体質かセルフチェックしよう

グルテンがあなたの体に与える影響

グルテンフリー生活での食品選びのポイント

薬剤師が解説するどこよりも詳しいグルテンフリーガイド

メッセージ

健康のために食べものに気を使っている方、多いと思います。
栄養成分を含むものを追加して摂るというやり方もありますが、
わたしたちは何かを減らすという食習慣を提案しています。

わざわざ健康食品を買わなくても、小麦を食べる量を減らすことで、
さまざまな病気・症状が改善することが、医学的に証明されています。

小麦を食べない食習慣はグルテンフリーとして知られていますが、
ほとんどの人にとって厳密なグルテンフリーは必要ありません。
小麦を食べる量を減らすだけで、さまざまな効果が期待できます。

毎日の食生活にグルテンフリーを取り入れることで、あなたの笑顔が増えますように、
わたしたちがお手伝いします。

グルテンフリーとは

グルテンフリーは小麦などに含まれるグルテンというたんぱく質を摂らない食事法で、グルテンが原因で起きるセリアック病の患者さんのための食事療法です。

セリアック病の患者さんが100人に1人もいる欧米では、グルテンフリーと表示された食品やレストランのメニューは広く定着しています。

一方で、グルテンによる害や、グルテンを摂らないことによるメリットが広く知られるようになり、健康法やダイエット法としてグルテンフリーを取り入れる人が増えています。アメリカでは3人に1人がグルテンフリーを食生活に取り入れているんだとか。

小麦

悩みの原因はグルテンかも

あなたは、慢性的な腹痛、腹部膨満感、便秘、下痢に悩んでいませんか。お薬を飲むと一時的によくなるけど、また元に戻る、そんなことを繰り返していませんか。

もしあなたがグルテンに合わない体質なら、グルテンを摂るのを控えることで、これらの症状が改善します。

このほか、肌荒れ、吹き出物、体のだるさや、PMSにも、グルテンが関係していることがわかっており、たくさんの医学論文が出ています(詳しくは解説記事をご覧ください)。

ただ、小麦の成分であるグルテンはさまざまな食品に含まれるので、グルテンを完全に抜くためには、手間とコストがかかります。またこれまで好きだったものが食べられなくなることで、逆にストレスを感じてしまうかもしれませんね。

ほとんどの人には厳密なグルテンフリーは不要

グルテンが関係する病気や症状はたくさんあります。このうち、小麦アレルギーやセリアック病の場合は、医師から小麦成分やグルテンを含む食べものを摂らないように指示されます。しかしそれ以外の病気や症状の人は、小麦アレルギーやセリアック病と同じレベルで、厳密にグルテンをグルテンを抜く必要はありません。

多くの場合、グルテンの害は摂取した量に比例します。苦労して微量のグルテンまで避けても、得られるメリットはほとんど変わりません。

スーパーマーケット

グルテンフリーに関する表示

グルテンフリー、Gluten-free

食品に含まれるグルテンの量が20ppm以下という意味です。これはセリアック病の人が食べても安全という意味の表示です。ただし表示基準は国によって異なります。グルテンは、小麦、大麦、ライ麦に含まれています。

アレルゲン表示「小麦」

日本において、一部の人にアレルギー反応を起こす小麦のたんぱく質が数ppm以上含まれているという意味です。小麦アレルギーの人が食品を選ぶ際の基準です。なお小麦アレルギーを起こすたんぱく質は、グルテン以外にもあります。

わたしたちが目指すグルテンフリー

人間は一人ひとり違います。グルテンの影響を受けやすさや生活環境が異なるのに、同じレベルでグルテンを抜くことに意味があるとは思えません。グルテンを抜くことが目的ではなく、慢性的な不調から解放され、健康で健やかな日々を送ることが目的です。

わたしたちは、グルテンフリーのメリットについて一人でも多くの方に知っていただき、その方に合ったやり方で実践していただくことを目指しています。そのために、グルテンフリーのレベルを5段階に分けています。

★★★★★ 小麦成分、グルテンを全く含まず、混入の恐れもない。グルテンフリーと表示可能。
★★★★  小麦成分、グルテンを含まない(グルテン濃度20ppm以下)。グルテンフリーと表示可能。
★★★   海外のグルテンフリー表示の要件には当てはまらないが、小麦成分、グルテンをほぼ含まない。
★★    非セリアックグルテン過敏症、過敏性腸症候群の人は食べても問題ないレベル。
★     健康目的でグルテンフリーをする人が食べても問題ないレベル。

これらの意味については、別に解説しています。

大事なことは、手間と時間をかけず、グルテンの害を避けることです。グルテンフリーのメリットを感じて、健康な毎日を過ごす人が一人でも増えることを願っています。