みなさん中華スープの素は何を使っていますか?
筆者はゆるグルテンフリー実践者なので、調味料にわずかに含まれるグルテンは許容して生活しています!
なので、中華スープの素もその時々で気ままに選んでいますが……それでも存在感が別格だなぁと思うのは、味覇(ウェイパー)です。
最初はレシピ投稿サイトでお料理上手さんが使う謎の合言葉と思っていましたが、使って納得!味がビシリと決まります。商品単価が高いので、常備しているわけではないのですが、冷蔵庫にあると便利でついつい使ってしまいますね。
そんなウェイパーに、青い缶の海鮮味覇があるのは知っていたのですが、先日たまたまスーパーで見かけて試してみることにしました。ついでに金色の缶のプレミアム味覇なるものも隣に鎮座していらっしゃいましたので、3 種まとめて成分を徹底比較してみることにしました!
ところで、プレミアムなお方、店頭では他とお値段変わらなかったんですけど……はて。
3つの味覇 それぞれの原材料
高級中華スープの素 味覇(ウェイパー)(赤い缶)
味覇は中国語で味の王様を意味し、ポーク・チキンエキスをベースに中華料理に適した野菜パウダー・スパイス・調味料を精選配合した、味・コク・風味たっぷりの万能調味料です。
/調味料(アミノ酸等)(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・ゼラチン・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分
- 熱量 403kcal
- たんぱく質 10.1g
- 脂質 30.5g
- 炭水化物 22.2g
- 食塩相当量 35.8g
使用量
中華スープ 湯200mlに4g
チャーハン1人前 5g
中華スープの素 プレミアム味覇(ウェイパー)(金色の缶)
ポーク・チキンエキス 7割増
野菜原料 6.5倍
化学調味料 無添加
「プレミアム味覇」は従来の「味覇」に比べ、ポーク・チキンエキスを1.7倍に増量し、野菜パウダーもふんだんに使用することで、肉の旨みや野菜の自然な甘みをアップさせました。さらに丸鶏エキスを加えることで、化学調味料を一切使用せず、素材本来のおいしさを一層引き出すプレミアムな万能調味料になりました。
/乳化剤、加工デンプン、酸化防止剤(V.E)(一部に小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分
- 熱量 401kcal
- たんぱく質 3.6g
- 脂質 28.0g
- 炭水化物 33.6g
- 食塩相当量 33.4g
使用量
中華スープ 湯200mlに5g
チャーハン1人前 5g
万能中華スープの素 海鮮味覇(ウェイパー)(青色の缶)
海鮮味覇は新鮮なエビ頭のエキスをベースに、あさり、昆布、オイスターなどを合わせた魚介の旨味がたっぷりの万能調味料です。
/調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(V.E)、(一部にえび・かに・牛肉・豚肉を含む)
栄養成分
- 熱量 391kcal
- たんぱく質 13.5g
- 脂質 30.3g
- 炭水化物 16.0g
- 食塩相当量 39.1g
使用量
中華スープ 湯200mlに4g
チャーハン1人前 5g
アレルゲン、グルテン、分量などの比較
味覇(赤い缶) | プレミアム味覇(金色の缶) | 海鮮味覇(青色の缶) | |
---|---|---|---|
エキス成分 | 牛、豚、鶏、野菜 | 豚、鶏、野菜
ポーク・チキンエキスを1.7倍に増量、野菜パウダーもふんだんに使用とあるが、牛脂の使用はしていない |
えび、あさり、昆布、オイスター、豚、牛 |
食品添加物 | 化学調味料のみ | 化学調味料不使用をうたっているが、乳化剤、加工デンプン、酸化防止剤が入っている | 化学調味料と酸化防止剤 |
グルテンの含有 | - | - | グルテンフリー |
アレルゲン7品目 | 小麦、乳成分 | 小麦 | えび、かに |
上記に準ずる21品目 | 牛肉、ごま、ゼラチン、大豆、鶏肉、豚肉 | ごま、大豆、鶏肉、豚肉 | 牛肉、豚肉 |
栄養成分 |
|
|
|
中華スープに使う量 | 湯200mlに4g | 湯200mlに5g | 湯200mlに4g |
おや……?プレミアムなお方の、プレミアム感の雲行きがあやしくなってしまいました…。
まとめると、
・化学調味料(味の素?)不使用をうたっているが、味覇に入っていない乳化剤、加工デンプン、酸化防止剤が入っている
・たんぱく質が味覇の1/3で炭水化物は1.5倍
・味が薄いため、中華スープを作るために1.25倍入れなければならない
ただですね!お値段もこれだけ高いわけでもないんですよ!
薄味の方が好き、乳成分フリーがいいという場合には、プレミアムがいいと思います。
味の違いと見た目の違い
定番の赤い缶を基準にすると、プレミアムは色味はやや黄色っぽいです。味は確かに薄めで、赤い缶の感覚で使ったら少し物足りなかったです。
海鮮は見るからに茶色くて、封を開けた瞬間に魚介の香りがぶぅわっと広がります。口コミで海鮮ウェイパーが苦手といっている方がいますが、確かに好き嫌いが分かれるかもしれませんね。
ただ筆者は海鮮風味は好きなのでアリでした!でも、こちらは逆に少し少なめに入れたほうが料理になじむ気がしました。
結論、なんだかんだ、定番がいちばん使えそうです。グルテンフリーで選ぶなら、海鮮(青い缶)ですよ!
ちなみに、ウェイパー以外のグルテンフリーの中華調味料は関連記事もご参考ください。
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